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棚瀬 正和; P.W.Fisher*; J.S.Watson*
J.Less-Common Met., 99, p.23 - 31, 1984/00
被引用回数:8 パーセンタイル:75.55(Chemistry, Physical)核融合ブランケットの1候補である液体Li中に生じるトリチウムを捕集、回収するためのいわゆるゲッターとして、Y-Nb合金を選び、この合金の適用性を調べるため、Hとの等温平衡圧曲線を求めた。装置は主に、真空ラインと反応管より成り、実験は温度範囲100~890C、圧力範囲10~10Torrで行ない、平衡圧を水素の組成比H/Y+Nbとの関係で求めた。その結果、YおよびNb成分はそれぞれ独立にHを吸収し、Y成分に関わるプラトー領域の平衡圧P(Ton)はlog P=-11840/T(K)+10.52であった。また組成比が0.12以下で求めたSieverts Corst(Ks)はKs=6.8210 e 1.0910/R T(K),R=8.314J・Kmolであった。
P.W.Fisher*; 棚瀬 正和
Journal of Nuclear Materials, 122-123, p.1536 - 1540, 1984/00
核融合ブランケット中に生じたトリチウムを捕集、回収するため、Y,Y-Nb(3:7)合金、Y-Nb(3:7)集成物、Y-Th(4:1)合金を調製し、その基礎的なデータ、すなわち、Hの拡散係数をジーベル領域で温度範囲960-1160K、Hの吸収法により測定した。その結果、Yの拡散係数D(Y)cmSはD(Y)=300exp(-1.610/RT(K))で表わされ、800C以上では、それぞれの合金の拡散係数の大きさは次のようになった。D(Y-Nb集成物)D(Y-Nb合金)D(Y-Th)D(Y) しかし、800Cより低温では、合金の拡散係数は表面状態の変化でかなりばらつき、Yのそれよりも低くなった。